今回は、部活動を退部する際の理由とその伝え方についてお話しします。
部活を辞める決断は簡単ではありませんが、正直に理由を伝えることが大切です。
私は、学生時代に友人が部活を辞めたいと言っていたときに、どのように顧問の先生に伝えるか一緒に考えた経験があります。
この記事では、そんなときに私が調べてわかった退部届の書き方や、引き止められたときの対応方法、保護者への伝え方など、具体的な例文を交えて詳しく解説します。
退部を考えている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
退部届の理由と書き方
部活動を退部する際には、理由を明確に伝えることが大切です。
以下に挙げる理由と例文を参考にして、穏便に退部届を提出しましょう。
- 学業に専念したい
- 体力的な負担
- 興味の変化
- 人間関係の問題
- 家庭の事情
- 怪我や健康問題
- 部活の方針に合わない
- アルバイトや仕事
- 他の部活やサークルに入りたい
- 精神的な負担
学業に専念したい
受験に向けてなどの理由で、勉強に専念するために部活を辞めたいと考える人は多いのではないでしょうか?
学業に専念するために退部する場合は、以下のように伝えると良いでしょう。
体力的な負担
部活動は、朝早くから夜遅くまで活動しているところもあります。特に運動部は、週末には外部との練習試合などで遠征に行くことも多いでしょう。続けたい気持ちはあっても、体が追いつかないため、退部したいと思う人もいるのではないでしょうか?
体力的な負担が理由で退部する場合は、以下のように伝えましょう。
興味の変化
初めは面白そうと思って入部した部活でも、学校生活を送る中でほかのことに興味を持って、そちらに専念したいと思う人もいるでしょう。
興味が変わってしまった場合の退部理由は、以下のように伝えると良いでしょう。
人間関係の問題
部活動内の人間関係でトラブルがあった場合、これ以上大ごとにならないように辞めたいと考える人もいるでしょう。「雨降って地固まる」ということわざのように、トラブルを経てより部員同士の仲が深まれば嬉しいですが、どうしても修復できない場合は、距離をおくことも大切です。
人間関係の問題が理由で退部する場合は、以下のように伝えましょう。
家庭の事情
部活をするにあたり、道具や練習費用、遠征費用など多くの場面で金銭的な負担が出てきます。また、金銭的な理由でなくても、家庭の事情で辞めなくてはならないこともあるでしょう。
家庭の事情が理由で退部する場合は、以下のように伝えることをおすすめします。
怪我や健康問題
運動部で大きな怪我をしてしまった場合、怪我をした部分を庇いながら再び競技することは、怪我が再発してしまったり、ほかの部位を痛めてしまったりする可能性があります。怪我のため見学しなければならないということは、部活が好きな人には辛いことと思われます。また、体調に影響が出てきてしまった場合も辞めざるを得ないでしょう。
怪我や健康問題が理由で退部する場合は、以下のように伝えましょう。
部活の方針に合わない
部活の方針に合わない場合の退部理由は、以下のように伝えると良いでしょう。
アルバイトや仕事
アルバイトや仕事が理由で退部する場合は、以下のように伝えましょう。
他の部活やサークルに入りたい
他の部活やサークルに入りたい場合の退部理由は、以下のように伝えると良いでしょう。
精神的な負担
精神的な負担が理由で退部する場合は、以下のように伝えましょう。
引き止められたときの書き方
状況によりますが、顧問の先生が退部の意思をすんなりと受け入れる場合は少ないでしょう。
引き止められたときには、感謝の気持ちを伝えつつ、退部の意思をしっかりと伝えることが大切です。
引き止められたときの対応例を紹介します。
このように、まずは引き止めてくれたことに対する感謝の気持ちを伝えましょう。その後、退部の理由を再度説明し、決意が変わらないことを明確にします。最後に、これまでの感謝の気持ちと今後の部活動の成功を祈る言葉で締めくくると、穏便に退部の意思を伝えることができます。
私の友人は、テストの成績が下がってしまうことが増え、精神的にもダメージが大きかったので辞めたいと言っていました。その際にも、顧問の先生に引きとめてもらったのですが、テストの具体的な点数の下がり具合や精神的にもダメージが大きいことの詳細を説明していました。顧問の先生は、それほどまで友人が追い詰めてしまっていたことに気づいておらず、友人のことばを聞いて、部活を辞めた後でも、勉強でわからないことがあったらいつでも質問に来るようにと応援してくれたようです。
引き止められたときには、感情的にならず、冷静に説明することが大切です。退部というのは、簡単に決断できるものではないので、自分の考えをしっかりと伝えるようにしましょう。さらに、感謝の気持ちも忘れないようにしましょう。
退部理由の書き方のポイント
退部理由を書く際には、相手に誠意を伝えつつ、穏便に退部の意思を伝えることが大切です。
以下に、退部理由の書き方のポイントを紹介します。
まず、結論から書くことが重要です。
退部の意思を明確に伝えることで、相手に誤解を与えず、スムーズに話を進めることができます。
例文: 「この度、学業に専念するために部活動を退部させていただきたいと思います。」
次に、理由を具体的に説明します。
具体的な理由を述べることで、相手に納得してもらいやすくなります。
例文: 「最近、学業の負担が増え、部活動との両立が難しくなってきました。これからは勉強に集中し、将来の目標に向かって努力したいと考えています。」
最後に、感謝の気持ちを伝え、今後の部活動の発展を祈る言葉で締めくくります。
これにより、相手に対する敬意を示し、良好な関係を保つことができます。これまで部活でお世話になったことの感謝の気持ちは忘れないように、必ず書きましょう。
例文: 「これまでのご指導に感謝し、今後の部活動の発展をお祈り申し上げます。」
以上のポイントを押さえて、退部理由を書くことをおすすめします。
これで、相手に誠意を伝えつつ、穏便に退部の意思を伝えることができます。退部理由を書くときは、感情的にならないように気をつけてください。一気に書いて提出するのではなくて、一度記入してから時間をおき、再度読み返して大丈夫か確認すると良いでしょう。
退部届を出す際に気をつけるべきマナー
退部届を出す際には、いくつかのマナーを守ることが大切です。まず、結論から言うと、退部の意思を早めに伝えることが一番重要です。
一方
退部する生徒さんの数がさほど増加せず、期
間を通して、一定数を継続して確保出来た。
引用元:文化部活動の地域移行に関する 実践研究事例集
上記にあるように、現代の学校教育では、部活動の質を向上して、生徒が満足して部活動に参加できる環境を作れるように試行錯誤しています。前向きではない理由があったとしても、自分たちのためにしっかりと考えて指導してくれたことに対しての感謝の気持ちを忘れずに、失礼のないように退部の旨を伝えてください。
早めに伝える
退部の意思が固まったら、できるだけ早く顧問や部長に伝えましょう。
突然の退部は、他のメンバーや顧問に迷惑をかけることがあります。特に、大会がある部活動の場合は、欠員が出てしまうと大変です。早めに伝えてもらうと、代わりのメンバーを探すことができ、部活動のスケジュール調整もスムーズに行えます。
感謝の気持ちを伝える
退部届を提出する際には、これまでの指導やサポートに対する感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
退部するときでも、これまで指導してきてくれた顧問の先生には誰しもお世話になっているでしょう。必ず、感謝の気持ちを伝えてください。
理由を明確にする
退部の理由を明確に伝えることも大切です。
具体的な理由を述べることで、相手に納得してもらいやすくなります。退部するということは、それだけの理由があるはずですので、詳しく説明しましょう。ただし、ネガティブな理由を伝える場合は、できるだけ穏便な表現を心がけましょう。
書面で提出する
退部届は、口頭で伝えるだけでなく、書面で提出することが望ましいです。
書面で提出することで、正式な手続きとして記録に残りますし、相手に対する誠意も伝わります。基本的には、どの学校も書面で提出することで正式に退部を認めてもらうことになっています。口頭で伝えただけで、自分一人が退部した気持ちになり、周りに迷惑をかけないようにしましょう。
ちなみに、誰から退部届をもらったら良いのかわからないという場合もあるでしょう。
退部したいけど誰から退部届貰えばいいかわからなくてずっと退部できてない😭😭
— るな (@Ruruna_0517) October 28, 2024
もし、顧問の先生に直接言いにくい場合は、担任の先生に相談してみることをおすすめします。顧問の先生と担任の先生が同じ場合は、副担任の先生や学年の信頼できる先生に相談してみると良いでしょう。
最後の挨拶を忘れずに
退部届を提出した後も、最後の挨拶を忘れずに行いましょう。
これまでの感謝の気持ちを伝え、今後の部活動の発展を祈る言葉を添えることで、円満に退部することができます。
保護者への伝え方
退部の意思を保護者に伝える際には、まず結論から伝えることが大切です。
具体的な伝え方の例を3つ紹介します。
以下の例を参考にして、保護者に退部の意思を伝える際には、感謝の気持ちを忘れずに、穏やかに話すことが大切です。
これで、保護者にも納得してもらいやすくなるでしょう。保護者に退部していことを伝えるのは難しいと思う人もいるかもしれませんが、正直に話すことで応援してくれる保護者もいることでしょう。
次女(中2)がバスケ部を退部。
1人だけ初心者で、毎日1人でコートの隅でドリブル練習をしていたそうだが、ついて行けなくなったらしい。
先生からは「よく1年頑張ったね」と言って頂いたらしく、家で嬉しいやら悔しいやらで泣いていた。
親バカかもしれないが、涙が出る程頑張れたなら、充分だろう。— 癌と闘うランナー (@cancer_tatakau) April 23, 2024
学業に専念したい場合
体力的な負担が理由の場合
興味の変化が理由の場合
退部届の理由と例文のまとめ
退部届を提出する際には、理由を明確に伝えることが大切です。
以下に挙げる理由と例文を参考にして、穏便に退部届を提出しましょう。
- 学業に専念したい
- 体力的な負担
- 興味の変化
- 人間関係の問題
- 家庭の事情
- 怪我や健康問題
- 部活の方針に合わない
- アルバイトや仕事
- 他の部活やサークルに入りたい
- 精神的な負担
これらの理由をもとに、退部届を作成する際には、まず結論から書き始めることがポイントです。
退部の意思を明確に伝えることで、相手に誤解を与えず、スムーズに話を進めることができます。
次に、理由を具体的に説明します。
具体的な理由を述べることで、相手に納得してもらいやすくなります。
例えば、学業に専念したい場合は「最近、学業の負担が増え、部活動との両立が難しくなってきました」といった具合に書きます。
最後に、感謝の気持ちを伝え、今後の部活動の発展を祈る言葉で締めくくります。
これにより、相手に対する敬意を示し、良好な関係を保つことができます。
以上のポイントを押さえて、退部理由を書くと良いでしょう。
退部する際は、必ず口頭ではなく書面で、誠意を伝えましょう。また、感情的にならずに冷静に伝えることも大切です。マイナスなことがあったとしても、これまでお世話になったことには変わりありません。感謝の気持ちも忘れないでくださいね。
これらのポイントを参考にして、スムーズに退部届を提出できるよう、応援しています。
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